
| 海は人の心を癒してくれます。波打ち際で遊んだり、澄んだ水に浮かんだりしていれば、日頃のストレスなど忘れてしまうでしょう。そんな平和な気分を乱すのが、クラゲです。彼らの生息エリアに入っていくわけですから、刺されるのも仕方がないのでしょうが、それにしても痛いものです。痛いだけでなく、アレルギー症状を起こして命を落とすこともあります。重症になると呼吸停止や心停止にもなりかねないのです。けっして侮れないと肝に銘じておきましょう。クラゲに刺されると、まず痛みを感じます。手足にまでしびれるような痛みが走ることもあります。やられたと思ったら、痛む部分をチェックしてみましょう。赤く腫れたり、かゆみがでたり、ジンマシンのような赤いブツブツや水泡ができているはずです。つぎにすべきなのは、海水で患部を洗い流すことです。きれいな水の方がよいと思われがちですが、真水をつかうと、ハリから毒が入りやすくなります。もっとも手近にある海水をつかうのが正解です。患部をひっかくと、より多くのハリが体に刺さって、事態を悪化させます。クラゲの触手がくっついているときは、ビールなどのアルコールをタオルにふくませて、こすらないようにして患部にあて、取り除く手もあります。つぎに、抗ヒスタミン軟膏を塗ります。クラゲ対策として用意しておくのがいちばんですが、実際にはそうもいかないので、何もないときにはひとまずオシッコを塗っておくといいでしょう。アンモニアによって毒が中和されます。あとは冷湿布をして、腫れや痛みが引くのを待ちます。なかなか症状が治まらなければ、やはり病院に行った方がいいでしょう。また、全身に毒が回ると、熱が出て、寒気がしてくることもあります。まさかクラゲのせいだとは思わず、風邪と勘違いする場合があるので要注意です。病院に行き、クラゲに刺されたことを話して治療を受けましょう。 |
| 毒ヘビどころか、ヘビそのものを見慣れていない都会暮らしの人々。ところが、夏の山々をトレッキングしたりしていると、そこに生息するヘビと実際に出合う可能性があります。ヘビの生態に慣れていないわけですから、簡単に咬まれてしまい、大騒ぎになります。じっさい、人間を死に至らしめる毒を体内に持つヘビもいるわけですから、パニックに陥ってしまうでしょう。しかし、咬まれたときの対応策を理解しておかないと、誤った処置をする危険があります。テレビや小説に書かれていたとおりに応急処置をしようとする人もいますが、これが大きな誤りを犯すことになる場合もあります。たとえば、テレビや映画などでは、咬まれた個所を切開し、毒を吸い出してからハンカチなどで縛って止血するシーンをよくみかけますが、この方法は現在では疑問視されています。むしろ、症状をよくするどころか、さらに傷つけ、事態を悪化させると考えられています。通常は、少なくとも8時間は放置し、兆候があらわれてから、つまり毒の影響を見極めてから、具体的な処置をします。毒ヘビでも、毒を注入しない場合もあるからです。そのほかにも、氷で冷やすことなども誤った応急処置だといわれているので気をつけましょう。咬まれたら、安静にしたまま病院に向かいましょう。咬まれた個所に副木を添え、心臓よりも下の位置に下ろしておくことも大切な処置です。 |
| 都心ではみかけなくなりましたが、田舎の家の軒先や山野の草陰などに巨大なハチの巣を発見することがあります。物珍しさで突っついたりしてはいけません。巣のなかから大量のハチが飛びだしてきて、人間を襲撃する可能性が高いからです。ハチだからといって、けっして侮ってはいけません。大型のスズメバチに襲われ、死亡する人もいます。もしも巣を発見したとしても「君子危うきに近づくべからず」です。静かに待避しましょう。不幸にもハチの大群が襲撃してきたときは、手足をばたつかせて抵抗するのは、かえってハチの闘争心をあおってしまうことになります。ハチには動いているモノを刺す習慣があるからです。地面に伏せて嵐が通り過ぎるのを待つのが良策で、このときに首筋を刺されないよう覆っておくといいでしょう。ハチの巣に近すぎたために、ハチの猛攻がやまないときは、その場を逃げ出すしか方法はありません。ジグザグに逃げることは避け、ハチの巣を背にしてまっしぐらに駆け出しましょう。途中で川や湖を発見したら、そのなかに思い切って飛び込むのも良い逃走方法です。 |
| 自分には何の落ち度もないのに、自宅に火を放たれて家が全焼してしまう。家が焼かれただけでなく、その家に暮らす人の生命まで危険にさらされてしまうので放火は恐ろしいものです。最近では、火災の発生原因のナンバーワンが放火によるものだといいます。それも、火を放った家の人に何らかの恨みを抱いていたからという動機ではなく、たんなる愉快犯が主流だといいますから、なんともやりきれません。愉快犯による放火というと、いつ自分の家がターゲットにされるかわかりません。自宅付近で不審火が頻発していたら、卑劣な放火犯が近所に住み、夜な夜な町を徘徊していると考えて対策を立てる必要があるでしょう。対策としては、自宅の敷地内や近辺に放火犯を侵入させないようにすることです。面倒がらず、特に夜間は門を閉じ、他人が侵入しにくいように防御を固めましょう。 |
| ちょっと一息 その11 放火犯が狙う家とは・・・ |
| 住居の1階部分に自動車の車庫を組み込む家がありますが、これもシャッターを下ろさないままにしていたり、シャッターを設置していない住居があります。自動車は放火犯にとって、格好の発火場所になります。最低でも、自動車と道路のあいだにフェンスを設けるなどの工夫を施したいものです。さらに、自分が放火犯になったと仮定し、自宅とその近辺に放火犯が狙いやすい場所はあるか、または隠れ場所があるかなどをチェックします。可燃ゴミなどを自宅の前に積んでおくのは放火犯に「どうぞ、火をつけてください」と呼びかけているようなものですが、ゴミの収集所である場合などは勝手に移動することもできません。危険と思われる場所では番犬を飼ったり、監視装置や警報装置を備えるなどの対策を講じるのも良い方法です。 |