
| ガスや石油、練炭を燃料とする暖房器具などをつかっているときは、部屋の換気が必要であることは誰でもご存じでしょう。ですが、とくに寒い冬の日などは、ついつい換気を怠りがちになります。すると、部屋の中は一酸化炭素が充満してしまうことになります。最近の住宅は機密性が高いので、有毒ガスも部屋から逃れにくくなっています。そんな危険な空間で家族の一人が昼寝をしてしまったりすると大変なことになります。もしも、家族の誰かが外出先などから帰ったとき、部屋に一酸化炭素が充満していて、そこに子供などがぐったりした様子で横たわっていたら、すぐに応急手当が必要になります。そのとき、自分も一酸化炭素中毒に巻き込まれないよう、注意することが重要です。ハンカチで口をおさえて、ガスをできるだけ吸い込まないようにしましょう。最初にするのは窓ガラスを開け、新鮮な空気を取り入れます。開かない状態になっていたら、ガラスを割るなど、換気のためにあらゆる手段を講じること。そして、ぐったりしている人を部屋の外へ連れ出します。同時に、一酸化炭素の発生となっている器具を確認し、ガスの元栓などを閉めることも忘れずにしましょう。つぎに患者の意識や呼吸、脈拍を確かめます。もし、意識を失っていたり、呼吸停止、けいれんなどの症状があらわれていたら危険な状態です。すぐに救急車を手配し、人工呼吸や心肺蘇生法などの応急手当を試みてください。意識はあるのに体の自由がきかない状態なら、医師に相談した方がいいでしょう。新鮮な空気を吸わせ、呼吸しやすいように衣服を緩めてあげましょう。体温を低下させないように、毛布などで温めて病院につれていきます。意識があって体に異常がないようであれば、新鮮な空気を吸わせて安静にさせます。しばらく様子を見て、症状が改善しないようなら、やはり医師の判断を仰いだ方がいいでしょう。 |
| やけどは家庭で頻繁に起こりうる事故です。熱湯の入ったやかんをひっくり返したときや、揚げ物用の油、アイロンなど、日常のなかでいつ、誰がやけどを負っても不思議ではありません。程度が軽いやけどならば、大げさに騒ぎ立てる事はありませんが、なかには生命にかかわる重度のやけどもあるので、応急手当の基本は覚えておきたいものです。応急手当の基本は、できるだけ早く、やけどの部位を冷やすことです。膝などに熱湯をこぼしてしまったら、衣服は脱がせず、衣類の上から水道水などをかけて冷やします。時間にして最低でも10分は冷やしましょう。子供が広い範囲でやけどを負った場合などは、そのまま浴槽に運び、全身を漬けるようにすると効果的です。ただし、冷やしすぎないように、子供の様子を注意深く見守るようにしてください。衣服を脱がせるのはその後ですが、衣服が皮膚にくっついていることもあるので、無理矢理はがすのは避けましょう。その場合は、はさみで切り開くようにしてもいいのですが、基本的には病院にそのまま連れて行き、専門家の判断を仰いだ方がいいでしょう。世間ではよく、アロエやジャガイモのすりおろしを患部に塗るといいといわれていますが、皮膚がよけいに赤くなってしまったり、ときにはばい菌が侵入して厄介なことになりかねません。家庭では水道水以外はつけないようにしたほうがいいでしょう。 |
| 酒に酔ったうえでのケンカにしろ、事故に巻き込まれたにせよ、傷を負うと血が流れ出ます。軽傷の場合は、ハンカチやティッシュで軽く押さえるだけで、やがて出血は止まります。しかし、激しく出血してなかなか止まらない場合は処置が必要です。出血があまりに多量になると、死の危険にさらされることもあります。まさかの事態に陥らないためにも、簡単な止血の知識を覚えておきましょう。体には血を止めるツボのような場所があり、これを止血点といいます。止血点は出血する部位により異なります。頭に傷を負って流血しているときは、こめかみに指を当ててみると止血点を比較的簡単にみつけることができます。こめかみに指を当てると、脈打っている個所を見つけられます。そこが止血点であり、指で強く圧迫するように押すと、やがて血は止まるはずです。足にけがを負ったときの止血点は太股の内側にあります。動脈と骨が交差している付近に両手を回し、二本の親指で圧迫します。それでも血が止まらない場合は、寝ころんで足を上げることです。これも効果的な足の止血法です。腕をナイフなどで傷つけられた場合は、ひじの内側の動脈と骨が交差している付近を親指で圧迫します。このとき、腕を心臓の高さよりも上にあげると血が止まりやすくなります。また、大量の出血があった場合は、止血点を圧迫するだけでは血はとまりません。このときは救急車を呼んで、到着を待つ間にタオルやバンド、ネクタイなど、幅5センチ以上の帯状のものを止血帯として利用するといいでしょう。場所は脇の下か太股の上部。このあたりを止血帯で縛ったうえで、棒状のものを差し込んで締め付けておく。そして、15分おきに締め付けをゆるめて様子を確認することです。 |
| 航空機に乗って旅行したりビジネスに向かう人のなかで、注意深い人ともなると少しでも安全性の高い座席を確保したいところでしょう。たしかに、エンジントラブルなど、万が一の事故が起こり、墜落事故の危機に遭遇した時、それは死と隣り合わせにいることを意味します。過去の統計などを調査して、救助された確率の高い座席位置があるとすれば、その座席に座りたいと願う気持ちは当然でしょう。一般的に、頑丈な構造に造られているのは翼の近くで、緊急着陸時に衝撃が伝わりにくいのは後方の座席といわれています。また、窓側の席よりも通路側の方が安全だともいわれています。しかし、トラブルの種類によっては、メリットがデメリットになったりします。つまり、機内の安全な座席というのは、事故の種類によって変わってくるのです。翼の近くは燃料タンクに近いのでその付近の座席は火災事故の場合、もっとも危険な場所になりますし、窓側に亀裂が生じたために、そこから脱出して奇跡の生還をはたすこともあります。 |
| ちょっと一息 その12 飛行機事故に巻き込まれないコツ?・・・ |
| そういったことを考えると、むしろ、座席よりも航空会社の選別に注意を払うほうが得策でしょう。事故を起こしにくい航空会社の便に乗れば、トラブルに巻き込まれる確率は当然グンと低くなるでしょう。それでは、事故を起こしにくい航空会社を見分ける術は何か?まずは機体の新しさに着目しましょう。年間3000時間の飛行で約10年間が機体の寿命だといわれています。それなのに、古い機種で運行している航空会社は、経済性を優先している可能性が高いといえます。それだけ危険な航空会社と考えられます。スケジュール通りにフライトしない航空会社も要注意です。整備不良が多いための遅れと予測できます。それだけ、事故が発生するリスクが大きくなるでしょう。そう言った点を注意していけば少しでも安心したフライトが望めるでしょう。 |