続・豆知識
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ホテルで火災が発生!・・・。
 火災が発生したら、まずは我が身の安全を確保することが一番です。火に巻き込まれないよう、戸外へ逃げ出すことが最優先の行動となるのは、すでに述べたとおりですが、自宅ではなく、たまたま宿泊したホテルで火災に遭遇したとしても、その大原則は同じです。しかし、一戸建ての住宅やアパートなどと違い、部屋数の多い高層ホテルなどに宿泊している人の数は、自分の想像以上だと思っておいた方がよいでしょう。エレベーターや階段をつかってホテルの外にでようとしても、人波に巻き込まれて身動きがとれなくなってしまうおそれが十分にあります。前もって、非常口や非常階段の場所を確認しておき、臨機応変に行動できるよう準備しておくことが大切です。近くに消防署員がいたら、その誘導に従って避難することです。頭の中がパニックになってしまい、慌ててしまうとケガをしかねません。とにかく落ち着いて行動しましょう。そして下方へと避難してホテルの外にでるように心がけるのが基本です。しかし、部屋が高層階にあって、出火場所が下の階だったときなどは、下方へと逃げられない場合もあります。そのときは、危険な場所を通り抜けようとせず、屋上に活路をみいだしましょう。屋上に到着したら、まずは脱出口を探します。消防法を遵守しているホテルなら、そこには脱出用の長い避難袋が備え付けられているはずです。それを地上に垂らして逃げ出すのです。地上まで届かないような袋だったら、自分が屋上にいることを下の消防署員に知らせることから始めましょう。そして、はしご車を使って救出してもらいましょう。このとき、心に留めておきたいことがあります。それは、自分一人が助かればいいというエゴイズムを丸出しにしないことです。ホテルのような巨大施設の場合、屋上に逃げ出す人は、一人や二人では収まらないはずです。幼児やお年寄りなどを優先的に脱出させ、体が丈夫な大人が最後まで責任を持ち、緊急事態を脱出する心構えを持ちたいものです。 



火災で逃げ場を失った!・・・。
 不幸にも火災に遭遇してしまい、部屋の入口は火の手に包まれ脱出口は窓しかない。しかも、この部屋は5階にある・・・。いったいどう判断すればいいのでしょうか?2階よりも上の階から下に飛び降りるのは、死亡する確率の高い行為です。上の階に行けばいくほど、その危険度は増します。このことを考え、他に逃げ道はないかをもう一度探したり、適切な防護対策を施し、救出を待つのが最善の脱出法となります。しかし、いよいよ火の手が迫り、他に方法が見つからなかったとしたら、最後の手段として残されるのは窓からの脱出しかありません。腹をくくってジャンプするのです。ただ、むやみにジャンプすればよいというものでもありません。部屋の中を見渡し、布団やマットレス、大きめのクッションなど、地面に着地した際にショックを少しでも吸収してくれそうなものを探しだし、あらかじめ落としておきます。その地点を目指してジャンプするのです。窓枠や窓の柵を慎重につかんで外に体を出します。そして、飛び降りる直前に手を離し、脚で壁を押してジャンプする。このとき、脚はそろえて膝を多少曲げるようにして、あごをしっかりと引いておくことです。窓枠から曲芸まがいにジャンプして飛び出すのは無謀といえるでしょう。着地の際は手を地面につかないようにし、むしろ頭部を強打しないように、保護するために手を使うとよいでしょう。ただし、これはあくまでも生命に関わる緊急時での最終手段ですので、くれぐれも安易な考えでは実行しないようにお願いいたします。



地下街で災害が発生!・・・。
 人間の心理というのは不思議なもので、地下街で地震や火災の発生に遭遇すると、地上にいるとき以上にパニックに陥ってしまいがちです。しかし、地下街は万一に備えて60メートルおきに非常口を設置し、排煙口やスプリンクラー設備なども完備しています。停電したとしても非常口の誘導灯は消えないので、落ち着いて行動すれば、身の安全を確保できる可能性は地上とさほど変わりはありません。地下街で災害が発生したときは、その施設のスタッフによる避難誘導が行われるはずです。施設を知り尽くしている彼らの指示に従うのが、効率的かつ安全な避難方法です。われ先にと出口に殺到し、将棋倒しになって圧死することのないよう避難指示を仰ぎましょう。なかなか指示が出されない場合は、とりあえず非常口の表示に従って進むようにすればよいでしょう。地下街は食料品店やドラッグストアが数多く入居しているケースが多く、モノがあふれています。地震などで揺れが起きた場合、棚に並べられたモノが落ちてきて、思わぬ緊急事態に巻き込まれる危険があります。地震だと感じたら壁に身を寄せ、壁伝いに出口を目指すのがよい避難方法となります。モノが落下する危険のない階段の踊り場は、揺れが鎮まるまでの一時的な避難場所として最良の場所といえるでしょう。飲食店も数多く入居する地下街では、火災が発生する危険もあります。火災の場合は、火の粉に注意するのは当然ですが、充満する煙を吸い込まないよう気をつけることも大切です。煙は天井付近を流れるので、ハンカチを口にあて、姿勢を低くして進むとある程度煙を吸い込まずにすみます。そして地震の時と同様に、壁を伝って屋外へとつづく出口に向かうようにします。このとき、慌てて走り回るのは賢明ではありません。他の人と接触して足をくじいたりしてしまうと、よけい厄介なことになってしまいます。慎重に歩を進め、脱出口を目指すようにすることです。 



海外旅行に出かけると、つい浮かれてしまいがちになります。あこがれの地を満喫するのはいいのですが、いかにも旅行者という様子ではしゃいでいると、犯罪の餌食になりやすくなります。特に恐ろしいのは強盗です。どこからともなく現れて銃やナイフを目の前につきつけてきたら、命を落とさないようにひたすら努める他はありません。どんな条件でも共通していえる鉄則は、相手の要求には従うことです。財布なりバッグなり時計なり、よこせといわれたら無条件で差し出しましょう。「パスポートと航空券を取られたら帰れなくなる」とか「無一文になったら困る」などと考えて抵抗すると、命を危険にさらしてしまいます。パスポートは再発行を受ければいいし、クレジットカードも再発行してもらってキャッシュを得ることが出来るでしょう。命あっての物種です。
ちょっと一息 その5 海外で強盗に襲われた 〜命を失わないための鉄則〜
たとえ武道の心得がある人でも、抵抗しようとは考えない方が賢明です。強盗はだてに武器をかざしているわけではないはず。必要とあらば、ためらいもなく使うと考えるのが正解です。隙をうかがうそぶりをしただけで撃たれる可能性も十分あります。手を上げて無抵抗を示し、決して相手をにらみつけたりしてはいけません。ポケットに財布がある場合は、そのありかを指やあごで指すようにして、決して自分の手を入れないように注意しましょう。銃を出すと誤解されて撃たれたり、刺されたりするおそれがあります。取り出しやすい場所のポケットにそこそこの現金を入れて、すぐに渡せるようにしておく手もありますが、もっとあるはずだと要求されたら即座に従うことです。用が済めば強盗は去っていくでしょう。要求には従い、解放されてから警察や在外公館に連絡するというのが、強盗に襲われたときの正しい対処法といえるでしょう。


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