
| 寒さの厳しい地域では、池や湖に氷が張るとスケートを楽しんだり、穴をあけてのワカサギ釣りなどが冬の風物詩となります。しかし、注意しなければならないのは、人工の氷ではないことです。気温の上昇などの影響を受けると、部分的に氷が割れてしまい、池や湖のなかで水没死してしまう危険が伴います。そのうえ氷が張るような水中に長時間体を浸していると、凍死してしまう危険もでてきます。一刻も早く氷上に出て、体を温めることが大切なのです。もしも氷のなかに落下して、冷たい水の中にはまってしまったら、両腕で氷の端をつかんで脱出することです。このとき、確実に助かるためには、水に浸かりながらも体を歩いてきた方向に反転させてから氷をつかむようにするといいでしょう。というのも、前方の氷をつかもうとしても、ふたたび割れないという確証はないからです。むしろ、割れた個所と同様に氷が薄い地点という危険の方が高いのです。その点、反転した方向は、それまで自分の体重を支えていたことだけは確かです。体を支えるのに堪えるだけの、硬さと厚さを保っていると考えていいでしょう。このような場合、ふつうは洋服を着ているために水に浮きやすいので、両腕で氷を支えて、体を水面に浮かせるようにすれば、フワッと体が持ち上がるでしょう。 |
| ハイキングのつもりで山に出かけ、遭難する事件が後を絶ちません。行く先については事前にしっかりと調べ、手軽なコースもけっして侮らずに服装や装備を整える必要があります。万が一に備え、火をおこせるようにライターとナイフだけは持参したいものです。道に迷ったときには、あせる気持ちを抑えてパニックに陥らないように努め、まずは現在地を確認しましょう。ふもとに降りれば助かると考えて下ろうとしがちですが、それでは事態を悪化させやすいのです。尾根伝いに登っていき見晴らしのきく場所まで出て、自分がいる場所を把握するのがサバイバルの基本です。ただし、2時間ごとに休息をとり、夜になったら原則として動かないことです。自分の場所がわかれば、落ち着いて対策を立てる事も出来ます。水があれば少なくとも3日以上は生きていけるので、体力を消耗しすぎないように注意しましょう。そして、雨風と冷え込みを防ぐ寝床を確保します。窪みに枯れ木と葉っぱで屋根をつくって下に落ち葉を敷きつめたり、広葉樹の下に落ち葉をかき集めるなどするとよいでしょう。こうしておけば、水を探しに出たときなどにも目印になります。一方、雪山の場合は、けっして動かないことです。へたに歩くと消耗しきって倒れてしまいます。風と雪を避ける穴を掘り、救助隊をじっと待つほかに助かる道はありません。穴を掘るには木が密集している斜面がベストです。雪崩が起きていない場所ですし、風と雪を防ぎやすいからです。それが無理なら、しゃがんで頭まで入るくらいのたて穴を掘ります。グループの場合は、全員でひとつの穴を掘るのが得策です。穴に避難したら眠ってもかまいません。凍死すると思われがちですが、そんなことはありません。眠ってはいけないのは、極端に疲れきっているか、汗をかいているときだけです。体温を奪われるおそれがあるからです。そうでなければ、休息をとって体力を温存させた方がいいのです。 |
| 火山ガスは、ときに人の命を奪ってしまいます。多くの人が気軽に出かける場所であっても、活動中の火山の火口に近づくときには、その危険性を認識しておきましょう。たとえば、九州の阿蘇火口では亜硫酸ガスによる悲劇的な事故が起きています。水に溶けると硫酸になる物質だといえば、その恐ろしさがおわかりでしょう。吸い込むと、鼻やのどの粘膜がピリピリとして、せきが出たり、涙が出たりします。とくにぜんそくなどの呼吸器の持病があると、ごく微量を吸っただけでも呼吸困難を起こしやすいので要注意です。潜在的なぜんそく患者も危険ですので、その傾向があると思う人は観光気分で火口に近づくのは避けた方がいいでしょう。そして、万が一火口近辺で亜硫酸ガスの刺激臭を感じたり、せきこむなどの症状が出たら、どんなに微妙なものであっても行動を起こすことです。ハンカチなどで口や鼻を押さえて、すぐさま下山しましょう。風があるときには風上にまわり、無風のときは谷間から高いところへ出ましょう。一方、福島県の安達太良山や群馬・長野県境の草津白根火山などでは、硫化水素ガスによる死亡事故が起きています。こちらについても、対処法は同じです。臭いがしたら、噴気孔から離れたり、窪地から高い場所へ移動するなどして、出来るだけ早く火山ガスから遠ざかりましょう。火山ガスの事故が起きる状況も知っておいた方がいいでしょう。無風で曇っている日にガスが出て、窪地に滞留しているという場合が危険です。風があれば拡散するので、多くの場合は事故を起こすまでには至りません。ですから、そういう天気の日には、窪地には近づかないのがベストです。もしもそんな状況に遭遇して臭いを感じたら、前述のように吸い込まないようにして高い場所に上がる他はないでしょう。 |
| いまや一家に一台の"家電”となりつつあるパソコン、夢中になって向かっていると、意外なくらい疲れますよね。腰が痛くなったり、肩がこる、目が疲れたり、頭が痛くなるといった具合です。さらには、一種独特の倦怠感もともないます。この"パソコン疲れ"を退治しようと思ったら、まずパソコンに向かうときの姿勢をチェックしましょう。パソコン疲れの原因は、おおむねパソコンに向かうときの姿勢の悪さにあります。 |
| ちょっと一息 その7 パソコン疲れの対処法 |
| パソコンの前では、知らず知らずのうちに首をすくめ、肩を不必要に上げてしまいます。背中も曲がった状態となります。これでは内蔵が圧迫され、肩や腰に大きな負担がかかるのです。そこで大切なのは、パソコンの前では背筋を伸ばし、首を曲げないことです。足は組んだりせず、ちゃんと床につける。そして時折姿勢が曲がっていないか、自分でチェックしましょう。後は1時間に10分ほど休憩するようにし、負担のかかりやすい肩や腰をマッサージしましょう。 |